アマヤドリ新作本公演
『すばらしい日だ金がいる』
作・演出 広田淳一
2015年9月18日(金)~9月27日(日)@吉祥寺シアター
【ごあいさつ】
楽しむのがヘタな、みなさんへ
日本の自殺者数は近年3万人を越えて推移し……なんて話はもう聞きあきましたね。はい、今回のアマヤドリはズバリ、「うつ」と「競争」のお話です。「悪と自由」の三部作を終え、前作では戦後70年なんてことも意識して国家の「悪」を描いた私たちですが、今回はとても個人的な視点、ミクロの視点から演劇を立ち上げてみようと思います。
先日、友人と話していて「それは結局、ポテチをどんなペースで食べて育ってきたかの違いではないか?」という話になりました。その友人は一人っ子なので自分のペースで、食べたいときに食べたい分だけ、食べてきました。一方、僕の家は歳の近い3人姉弟で、しかも母親がジャンクなフードを滅多に食べさせない家でしたのでそりゃもう、先を争って食べたものです。ああいう、数を数えられないお菓子はスピードが命になるのです。取ったら取ったもの勝ち。強いものが弱いものをひっぱたく、そんなワールドです。
勝負事ってものはえてして、勝った勝ったの歓喜のあとに虚しさがやってくるものです。「いったいこんなに必死になるほどポテチには代えがたい価値があるものだろうか?飢えた子のような顔をして私は何を食べていたというのか?あさましい、しみったれめ、ケッ、イヤになるぜ」と、そんな調子です。
しかし、早いものは事実、強いのです。そして強いものは美しい。さらに美しいものは人気者。てなわけで、我々はいつの間にやら、より早く、より強く、より美しく、より安く、より楽しく、よりハッピーに、という競争社会の原理に組み込まれ、日々の生活にいつしか疲れはててしまうのです。今回は、そんなあれこれを喜劇にしたいと思います。疲れはててしまった登場人物たちが最後には輝かしい希望を取り戻すことができるのか?そんなことは知りません。「ところで、そのポテチを本当に食べたいの?」ということについて、競争の中で競争から離れ、じっくり考えながら作って行こうと思います。劇団員を中心とした充実のキャストでお送りする今年最後の本公演。ぜひ来てね。
アマヤドリ、作・演出・主宰 広田淳一
【スタッフ】
作・演出 広田淳一
舞台監督 渡辺武彦
舞台美術 中村友美
音響 田中亮大(Paddy Field)
照明 三浦あさ子
演出助手 木村恵美子/犬養真奈/内山拓磨/徳倉マドカ
都倉宏一郎/七戸和也/津嘉山珠英
文芸助手 稲富裕介
宣伝美術 山代政一
制作 斉藤愛子
舞台写真撮影 赤坂久美
楽曲提供 DJ inago
協力 A-Team
企画制作 アマヤドリ
主催 合同会社プランプル
協力 (公財)武蔵野文化事業団
【出演】
【公演日程 & チケット予約】
【チケット】(全席指定席)
【一般】前売り3800円/当日4000円
【シニア割引】前売り2500円/当日2800円 ※60歳以上の方、要証明書
【学生】前売り2500円/当日2800円 ※要証明書
【高校生以下】前売り1000 円/当日1300 円 ※要証明書
【前半割引】前売り3000円/当日3300円
【平日昼間割引】前売り3000円/当日3300円
【アルテ友の会】会員価格3500円
※アルテ友の会は武蔵野文化事業団チケット予約にて前売りのみ取扱い。
●各種フリーパス 前売/当日 一律
【フリーパス】 5500円
【学生フリーパス 】 4000円
【プレミアムフリーパス】 10000円(スペシャル特典付き!)
〜フリーパスとは?〜
アマヤドリの伝家の宝刀、フリーパス!本作を何度でもご覧いただけるのに、この価格!無理、してます。
なにせ演劇は生もの。よろしければ私たちの作品の変化/進化をフリーパスを使って一緒に体験してみませんか?私たちが何を考え、何に向かって創作を行っているのかを存分に味わっていただければと思います。
〜プレミアム・フリーパスとは?〜
フリーパスにさらに特典がついたのがこちらのプレミアム・フリーパス。アマヤドリ・オリジナルグッズがついてくるとともに、「アマヤドリはわしが育てた」と堂々宣言する権利がついて来ます。
※二回目以降のご観劇の際もご予約をお願い致します!ご予約がない状態でもご観劇いただけますが、満席の場合にはご覧いただけないことも御座いますので、何卒、ご予約ください!
【アクセス】
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目33番22
TEL 0422-22-0911
JR中央線・京王井の頭線吉祥寺駅北口下車 徒歩5分
※駐輪場有り(オートバイ・スクーター及び原動機付自転車は不可)
※駐車場はございませんので、ご注意ください。
企画製作/アマヤドリ 主催/合同会社プランプル 協力/(公財)武蔵野文化事業団
※ご予約の締切は各回前日24時までとなっております。武蔵野文化事業団での販売は各回前日の16 時までとなっております。
※開演時間を過ぎますと、指定のお席にご案内できない場合があります。
※受付は開演の45分前、開場は30分前です。
※各種イベント開催予定!詳細はWEBにて随時発表します。
※未就学児のご入場はご遠慮ください。演出の都合上、照明が暗くなったり、静かなシーンが続く場合があります。就学児だとしても、暗がりを怖がらずに2時間座って観ていられるお子様に限らせて頂きます。保護者の方には適宜判断して頂くようお願いいたします。
※25日(金)に映像撮影が入ります。予めご了承くださいませ。
( 以上、アマヤドリ )
【トピックス】
◆公演宣伝動画
◆広田淳一 ショートインタヴュー
【ポストパフォーマンストーク開催のお知らせ!!】
下記日程の公演終了後に、ポストパフォーマンストークを開催致します。
◆ 2015年09月21日(月) 19:00 公演終了後
村松太郎 先生(慶應義塾大学医学部精神・神経科准教授)
広田が参考文献として拝読し、絶賛した『「うつ」は病気か甘えか。』の著者である村松太郎先生をお迎えします。
当日は著書の販売も予定しています。読んでからトークを聞くのか?聞いてから読むか?お楽しみに!
「うつ」の専門家には、今作はどのように映るのか?先生の視点から、「うつ」に関する様々なお話も伺えると思います。
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◆ 2015年09月26日(土) 19:00 公演終了後
藤原ちから 様(劇評家)
作品を観ただけではわからない作品の世界を、劇評家の藤原ちからさんと共に広げてみたいと思っています。藤原様からの批評を交えながら、作品を深める時間となりそうです。
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このほかにも、ポストパフォーマンストークを調整中です。
どうぞ、ご期待ください!
※各回とも終演後より、15~20分間を予定しています。
※対象回のチケットをお持ちのお客様は、公演後にそのままご覧頂けます。
※フリーパスにてご観劇のお客様もご予約をお願い致します。
ご予約がない状態でもご観劇いただけますが、満席の場合にはご覧いただけないことも御座いますので
何卒、ご予約をお願い致します。
◆カンフェティ WEB独占インタビュー掲載(広田淳一・渡邉圭介・小角まや)
http://www.confetti-web.com/sp/feature/article.php?aid=78
◆演劇キック 観劇予報 インタヴュー掲載(笠井里美・石井双葉)
http://blog.livedoor.jp/enbublog-forecast/archives/51974796.html
◆毎日新聞 2015年9月14日 東京夕刊 公演情報・インタビュー記事掲載
http://mainichi.jp/shimen/news/20150914dde012200025000c.html
◆読売新聞 2015年9月16日 東京夕刊 公演情報・インタビュー記事掲載
http://www.yomiuri.co.jp/culture/stage/theater/20150916-OYT8T50076.html?from=tw
◆公演宣伝動画 第2弾(ゲネプロ映像ダイジェスト動画)